小児期の矯正治療

第 Ⅰ 期治療の目的は、現状より20ポイント高くすること

第 Ⅰ 期治療の目標は、100点の歯並びや噛み合わせをつくることではありません。第 Ⅰ 期治療の目標は、歯並びや噛み合わせの状態を20〜30ポイント改善することです。

第 Ⅰ 期治療を行って20〜30ポイント高くすることで、第 Ⅱ 期治療を簡単にしたり、第 Ⅱ 期治療でのゴールを高く設定したりすることができるようになるからです。

たとえば、前歯がガタガタの状態で並んでいるケース(=叢生)では、積極的にアゴ骨を大きくすることを行います。そうすることによって、第 Ⅱ 期治療を行う際に、無理のない格好で歯をキレイに並べることができるようになります。

第 Ⅰ 期治療の目標値

( 治療前 )  ( 治療後 )
/20点 ➡ 50点(+30ポイント)

/40点 ➡ 65点(+25ポイント)

/60点 ➡ 80点(+20ポイント)

小児期の歯列矯正で、わたしたちが大切にしていること

矯正治療中に虫歯をつくらせない

当クリニックがもっとも注意していることは、矯正治療中に虫歯をつくらないということです。

矯正治療を受けた経験がある方の中には、「歯並びは治ったけど、歯がつぎはぎだらけになってしまった・・・」「歯があちらこちらが、白区溶けてしまった・・・」という方が少なくありません。

そのような悲劇的な結果にならいよう、虫歯予防に十分配慮しながら矯正治療を行っています。

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将来、歯を抜かないための準備をする

当クリニックが次に大切にしていることは、健康な歯をできるだけ抜かないで済むよう小児期の段階から準備するということです。

歯を抜かずに歯を並べたり噛み合わせを改善したりするためには、子供の成長期にアゴ骨の形態を整えておくことが大切です。たとえば、アゴ骨を広げたり、下アゴの位置を改善したりする方法です。

当クリニックでは非抜歯治療のためのあらゆる技術を習得し、健康な歯をできるだけ抜かない格好で矯正治療を行います。

歯並びだけでなく、正しい口腔機能の獲得をめざす

当クリニックが大切にしていることとして最後に挙げるのは、正常な口腔機能の獲得についてです。なぜなら、歯並びを整えたり噛み合わせを正したりすることだけが、歯列矯正の目的ではないと考えているからです。

たとえば、正しい呼吸機能や嚥下(えんげ)機能がしっかり獲得できなければ、身体が健全に成長することに何らかの悪影響が及ぶ心配があります。

そして、正しい呼吸機能や嚥下機能が伴わない限り、長期的に歯並びと噛み合わせを維持することもできないと考えられます。そのため、正常な口腔機能を獲得するために、小児期からの矯正治療開始をオススメする場合があります。

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