マウスピース矯正

矯正界での大革命、第4世代の矯正治療、「インビザライン

プラスティックで作られているインビザラインは、マウスピースを歯にはめる矯正装置。

だれも気がつかないほどの透明感があり、日常生活をいつも通り送ることができます。

「歯磨きなどのお手入れ」、「診察日から数日間も続く痛み」、「矯正したくても金属の装置では人前で笑えない」、「矯正していることを知られたくない」、「いまさら矯正なんて・・・」という方にピッタリ。

アメリカで開発されたインビザラインは、コンピューター技術を駆使して「見えない」、「痛くない」装置をフルオーダーし製作する装置です。

マウスピース矯正を開始するには?

➀インビザライン矯正治療で確実に治すことが出来るかを確認するために矯正検査を行います。

➁矯正検査の結果、インビザライン矯正が可能であれば、矯正検査時の口腔内スキャンデータを使用し装置を製作します。
(むし歯など治療中の場合は、治療終了後に再度スキャンを行います。)

➂スキャンデータで開始の状態から矯正治療後の歯並びをパソコンで計画を立てます。

インビザラインの歴史

 

インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発された透明のマウスピース型歯科矯正装置です。

1997年にアメリカで始まり、日本での正式導入は2006年からとなります。すでに全世界で400万人以上の治療実績を持つとされ、ハリウッドセレブも利用しているといわれています。アメリカでは矯正治療のシェアー7割となりますが、日本では1割未満となります。

日本でインビザラインの治療をする場合、アメリカのアライン・テクノロジー社にレントゲンやスキャンデータを送り、マウスピースを製作・発送してもらいます。歯科矯正は健康保険外で費用は自己負担額になるものの、アメリカで治療する場合と変わらない金額で同じマウスピースを作ることができます。

マウスピース矯正の5つのメリット

インビザラインのメリットについては以下の5つが挙げられます。

➀目立ちにくい
インビザラインの最大のメリットは、透明で目立たないことです。歯に直接はめるマウスピースなので、歯の矯正をしていることに気付かれません。

➁痛みが少ない
インビザラインは薄くて滑らかな素材です。1つのマウスピースで動かす量は0.2mmと少なく、オーダーメイドで作製されるためフィット感があり、痛みに不安がある人でも安心です。

➂取り外し可能
ワイヤーなどの矯正装置の場合、取り外しができないことが難点です。マウスピースは自分で簡単に取り外しができ、外した状態で食事や歯磨きをすることができるので、口の中の衛生状態を保てます。

➃忙しい人に最適
当院で使用しているマウスピースは世界で一番実績のあるインビザラインです。他のマウスピースタイプの矯正装置の場合、毎月歯型を取って新しいマウスピースを作製する必要がありますが、インビザラインは治療前にコンピューターで治療後までの型を作るため1ヶ月半から3ヶ月おきの通院で済みます。

➄金属アレルギーの方にも安全に
素材は柔らかいプライスティックなので、金属アレルギーの患者様でも安心です。

マウスピース矯正の3つのデメリット

➀1日の装着時間を守らないと治療期間が長くなる
マウスピースの治療中は、1日あたり20時間以上の装着が必要です。もし装着時間を守れないときは、矯正期間が延びます。

➁紛失をする可能性
取り外しができることで、失くしてしまうことがあります。万が一失くした場合は、次のマウスピースを入れ通常よりも時間を長く入れ早めに受診をお願いします。

➂食事の時には外す必要がある
お食事の時には、装置の破損や変形が起こりやすいので、外してお食事をしてください。

 

光学印象 口腔内スキャン

 

マウスピース矯正での歯の動き

 

マウスピースの取扱いについて

 

マウスピース矯正を確実にするために

 

上の歯を下げる方法について

 

下の歯を下げる方法について

インビザライン・アライナーの装着と取り扱いについて

アライナーを適切に取り扱い、破損を防ぐにあたってのご案内です。

アライナーの取り扱い上、必ずお守りください:
1.各アライナーは、担当医師の指示に従い、1日あたり20時間装着してください。
2.アライナーを取り扱う前に、必ず石鹸で手洗いしてください。
3.アライナーの取り扱いは、必ず1つずつ行うようにしてください。
4.アライナーをパッケージから取り出した後は、水ですすいでください。

アライナーのご使用方法について
1.アライナーは、段階に応じて、次の番号がレーザー印字されています。
<上段>・あなたの症例番号
<下段>・上顎は「 U 」、下顎は「 L 」
・それぞれのステージ番号
2.上顎用、下顎用、それぞれのステージ番号が正しいかを確認してください。
3.アライナーは上下顎、どちらから先に装着しても構いませんが、アライナーを付けるときは、指先(指の腹)でゆっくりと均一に力を加えてください。
4.アライナーを装着している状況で、食事などは行わないでください。破損の原因となります。

注意:強い痛みや激しい不快感などを感じた場合、使用を中止し、担当医にご相談ください。

アライナーの取り外しについて
1.どちらか左右片方の奥歯の内側から、指先を使ってアライナーをゆっくりと、奥歯にかかる部分を浮かせます。
2.アライナーを完全に取り外す前に、もう片方も同じ要領で行い、アライナーが両方の奥歯から浮いている状態にします。
3.両方の奥歯にかかるアライナーを外したあと、指先を使って、少しずつ前歯に向かってアライナーを取り外します。

注意:
・新しいアライナーは取り外しにくい場合があります。特に「きつい」と感じられる場合は、必要に応じてハンカチなどの布を当てるなど、指先や爪を傷つけないようにご注意ください。
・アライナーを洗浄した後は、水気を取り、専用のアライナーケースに保管してください。
・破損を防ぐため、不必要な取り外しはしないでください。
・複数のアタッチメント(突起物)が付いているアライナーと取り外す場合は、お取り扱いに特にご注意ください。
・無理に曲げる、ねじるなど、過剰な力は加えないでください。
・アライナーの取り外しに、尖ったものなどは使用しないでください。
・アライナーが取り外しにくい場合は、担当医にご相談ください。

 

毎日のアライナーの取り扱い 及び メンテナンスの方法について
1.アライナーは着脱前に、やわらかい歯ブラシを使用し、水と少量の歯磨き粉で毎回洗浄してください。
歯にアライナーを装着した状態でアライナーの外側を磨いた後、取り外してから内側を洗うと、より簡単に洗浄できます。

注意:アライナーを洗浄した後は、必ず十分にすすいでください。また、インビザライン・クリーニング製品を週1回、または必要に応じて使用することをお勧めします。

2.アライナーの洗浄に入れ歯洗浄剤を使用すること、またはマウスウォッシュに浸すことは、絶対に行わないでください。これらの製品はアライナーの表面を傷つけ、アライナーの透明感が失われて目立つ原因となります。

 

正しい口腔衛生について
1.飲食時には、アライナーは取り外す必要があります。(ただし、水を飲む場合のみ、装着したままで構いません)
2.再度アライナーを装着する場合、食後の歯磨き、フロスなどの後に行ってください。インビザラインクリーニングクリスタルまたは歯ブラシをお持ちでない場合は、流水ですすぎ、洗浄してください。これらは、洗浄に最適な方法ではありませんが、いざというときには効果的となります。
3.衛生面に関してご不明等がある場合は、担当医に相談してください。
4.歯と歯ぐきの健康を保つため、定期的な歯の診断とクリーニングがお勧めいたします。

アライナーの保管について
アライナー装着時以外は、専用のアライナーケースに入れて保管していただくことをお勧めいたします。ケースに保管していただくことにより、紛失や破損を防ぐことができます。
青のアライナーケースには、現在使用しているアライナー(例:ステージ#1)を入れてください。
次の治療段階に進んだら(例:ステージ#2)、前の治療段階(例:ステージ#1)のアライナーは赤のケース(または、オレンジのケース)に移し、青のアライナーケースには常に現在使用しているアライナーを保管しておくようにしてください。
もし、使用中のアライナーを紛失、破損した場合、新しいアライナーが出来上がるまでの間、担当医から1段階前のアライナーを装着するように指示されることもあります。

注意:2段階以上前のアライナーは、担当医の指示を従っていただき、子供やペットが触れることのないように大切に保管してください。