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フッ素化合物による虫歯予防
フッ素化合物を積極的に使用することによって、虫歯予防の効果を得ることができます。
さらに、歯科医院でフッ素化合物の塗布を行うだけでなく、家庭でフッ素化合物を用いることによって虫歯予防の効果を高めることができます。
なぜなら、家庭で用いるフッ素化合物と歯科医院で用いるフッ素化合物では、フッ素イオンの濃度がことなるからです。そのため、フッ素化合物による虫歯予防効果もことなるからです。
歯科医院でもちいるフッ素化合物の役割
フッ素塗布など歯科医院でもちいるフッ素化合物は、9,000ppmと比較的高濃度のものです。
高濃度のフッ素化合物を定期的に用いる目的は、歯の結晶構造を作り変えるためです。
そうすることによって、虫歯菌がたくさんの酸を放出しても、歯が溶けにくい格好にすることができるのです。
家庭でもちいるフッ素化合物の役割
歯磨きや洗口(=うがい)など家庭でもちいるフッ素化合物は、1,000ppmと比較的低濃度のものです。
低濃度のフッ素化合物を毎日用いる目的は、フッ素イオンが口の中にいつも残存するようにするためです。
フッ素イオンが口の中にあることで、歯の再石灰化がスムーズに起こりやすくなります。
洗口剤やジェルについて
歯磨き剤には、フッ素化合物が十分に配合されています。しかし、歯磨き剤の中には、フッ素の効果を弱める成分も含まれています。
そのため、虫歯のリスクが高いお子さんには、フッ素化合物を単体で使用することがオススメです。
歯磨きを終えたあと、洗口剤やジェル剤を歯の表面に用いることで効果的に虫歯予防することができます。
ジェル剤 | 洗口剤 |
フッ素化合物の種類と濃度
歯磨き剤 | フッ化ナトリウム | 1,000ppm | 毎日 |
ジェル | フッ化ナトリウム | 1,000ppm | 毎日 |
洗口剤 | フッ化ナトリウム | 250〜500ppm | 毎日 |
フッ素塗布 | フッ化ナトリウム | 9,000ppm | 数ヶ月ごと |