シーラント治療

「シーラント治療」とは、歯の溝をシーラント剤で塞（ふさ）ぐ処置のことです。

当クリニックでは、永久歯の虫歯を予防するために、シーラント治療を積極的に行っています。

シーラント治療が必要な理由

歯の深い溝があるケースでは、シーラント治療が必要になる理由は簡単です。

歯に深い溝があると、虫歯が発生するリスクが非常に高くなってしまうからです。深い溝には食べカスが入りやすい一方で、歯ブラシなどではその食べカスを簡単に取り除くことができないからです。

シーラント治療で歯の溝を塞（ふさ）ぐことによって、食べカスや細菌が歯の溝に入り込むことを防ぐことができます。そうすることによって、虫歯の発生を効果的に予防することができるのです。

シーラント治療が必要になる部位

奥歯の溝

6歳臼歯（＝第一大臼歯）および12歳臼歯（＝第二大臼歯）は、深い溝をもつことが非常に多い歯です。

そのため、早い段階で虫歯をつくってしまっているケースが少なくありません。

6歳臼歯および12歳臼歯が口の中に生え出してきたら、すぐにシーラント治療することがオススメです。

 

前歯の裏側

上アゴの前歯も、深い溝をもつことが比較的多い歯です。

前歯の裏側にあるため、見逃してしまうケースが少なくありません。

上アゴの前歯が口の中に生え出してきたら、シーラント治療が必要か否かチェックすることがオススメです。

シーラント治療を行った場合の注意点

シーラント治療は、永久歯の虫歯予防に絶大な効果を発揮します。

しかし、シーラント治療を行った場合、１つ重大な注意点があります。それは、シーラント治療を行った場合、必ず定期的なチェックが要るということです。

なぜなら、シーラント剤が外れかかっている場合、虫歯が発生するリスクが極端に高くなってしまうからです。

シーラント治療を行ったあとは、シーラント剤が外れかかっていないということを定期的に確認する必要があるのです。